JOYB Mail Magazine <JOY編> 2004.6.25
第107号
『管理能力』
松岡 恵
電話にて「一度弊社にお越しください」そう言うと、「忙しくて、
夏休みにならないと時間がないんで行けないです・・・」こう答え
る学生がよくいます。
ジョイブでは、登録してくれた「インターンシップ希望」の学生に、
「どんなインターンシップがしたいのか」「将来どうなっていきた
いのか」を知り、その上で本当にマッチしたインターン先をご紹介
する為にも、一度学生にお越しいただき、ヒアリングといって、1
時間くらいスタッフとお話をさせていただいています。
インターンシップは、実際企業で就業経験をするのですから、朝か
ら夜(だいたい9〜17時など)の1日かけて行われることが多い
です。学生は、学業が本業ですから、丸1日空けることは物理的に
難しいと思います。3〜4年生になるとカリキュラムの関係で比較
的時間が作りやすいのですが、実際、夏休みを利用してインターン
シップを希望する学生が多いようです。
しかし、ヒアリングを行ってからインターンシップ開始まで、その
人に合った企業を紹介する為に、少なからず時間はかかります。な
ので、夏休みにインターンを希望する学生であっても、早い時期に
ヒアリングを行えば、すぐ夏休みに稼動できますし、その人に見合っ
た企業を紹介できる確率も高いはずです。
ですから、登録いただいてすぐ「1時間程度のヒアリング」をさせ
てもらえれば、学生のモチベーションも一番高いと思うし、本音が
聞きやすいと思うのですが。
冒頭の「忙しくて夏休みにならないと時間がないんで行かれないで
す・・・」これはおそらく、大学の授業(ゼミ、課題)、バイト、
部活にサークル・・・本当に学生は忙しいのだと思います。
しかし「1時間のヒアリング」に時間を割けないほど忙しいのでしょ
うか??寝る時間もない、食事する時間もない、読書をする時間も
ない、テレビを見る時間もない、たまに友達と遊ぶ時間もない・・
・そうなのでしょうか?
そんな極端なこと言われても・・・と思うかもしれません。屁理屈
を言っているかもしれません。
しかし「忙しい」とは、意識の問題なのではないかと思うのです。
私もインターンを始めて早2ヶ月が経ちましたが、それまでは「忙
しい、忙しい」を口癖のように言っていた気がします。「忙しい」
の意識レベルが低かったように思います。(現在週4〜5日インター
ン、その合間を縫って週3日大学、課題、休日はバイト・・・明ら
かに今の方が物理的に忙しいはずです)
かと言って食事が出来ないわけでも、睡眠がとれないわけでも、読
書が出来ないわけでも、遊べないわけでもありません。これらは時
間を「作って」やっています。
時間は「ある」という捉え方だと、すぐ「なくなって」しまいます。
しかし、忙しい、忙しい、と思っていて、読書する時間がない、遊
ぶ時間がない、と思っている方。「時間がない」のではなく、「時
間を作れば」いいと思います。
私もまだまだ時間の管理能力が低く、うまくできないことが多々あ
ります。物理的に時間がないこともありますが、睡眠は3〜4時間
は最低確保したいので(でないと効率が上がらないと思うので)、
その中でうまくやるべきこと(仕事、学校の課題など)としたいこ
と(遊び、趣味など)の双方のバランスをとるように心がけていま
す。
1日24時間は皆同じです。けれども、毎日忙しくても、あれもこ
れもこなしている人、時間だけを費やして何もしていない人・・・
いろんな人がいます。
平等に与えられた時間の中で、うまくやりくりをして、すべきこと
もしたいこともできる人になる、欲張りですがそれが私の目指すモ
ノであり、また、「インターンをしたい」と思っている学生さんが
一人でも多くインターンをする時間が作れたらいいなと思っていま
す。
毎日を充実させるためにいろんな時間をコーディネートしてみてく
ださい。
『面白い仕事、楽しい仕事』
丸子 芳史
仕事をやめる理由で、「仕事がつまらないから」とか「仕事が面白
くないから」と理由で辞める人がいます。ライフスタイルが多様に
なってきたことも、こうした理由で簡単に辞めてしまう人を生み出
しているのかもしれません。
私の両親は共働きで、どちらも仕事をしております。子供の頃から、
「仕事は大変だ」という話をずいぶん聞かされたもので、そんな大
変なことであれば出来ればやりたくないと思っていました。ただ、
2人に共通して言えることは、大変だといいつつも楽しんで仕事を
しているように見えることです。
実際、今年で3年ほど経ちますが、ようやく仕事を楽しむというこ
とがなんとなく分かってきたような気がします。これまで、いろい
ろな業種、職種のコーディネートを行ってきて、いろいろな業界の
人と話をしてきました。私が、コーディネートする上で心が得てい
る事は、自分がその仕事をやってみたいかどうかというところです。
理由は簡単ですが、自分がやりたいと思えない仕事を人に紹介する
ことは出来ません。ただ、どんな仕事でも魅力的でいろいろとやっ
てみたいと思うのが正直なところです。「自分だったら、この仕事
が出来ればこういったことを考えるのに・・・」などと思うと、今
の仕事そっちのけでやってみたくなります。(こんなことを言うと、
怒られるかもしれませんが)
どんな仕事でも大変なことは大変だと思います。また、楽な仕事ほ
どつまらないものもありません。大変だからこそ面白みもそこにあ
るのです。ただ、その状況を大変で辛いものと捉えるか、大変な状
況をむしろ自分から楽しんでいくかが、仕事の楽しさなのだと思い
ます。
広告や、クリエイティブな仕事がしたいという方がいらっしゃいま
すが、これほど大変な仕事はないと思います。本当に好きで無けれ
ば続かないというのは良く聞く話ですが、中途半端な好きでも続き
ません。寝てもさめてもそのことしか考えられないぐらい出なけれ
ば、続けることは難しいでしょう。特に何かを造り生み出す仕事ほ
ど、そうした情熱が必要だと思います。「好きで好きでたまらない
からその仕事をする」のと、「嫌で嫌でたまらないから違う仕事を
する」のとでは、同じ就職活動だとしても意味合いが全く違ってき
ます。しかし、そういった仕事に巡り合うことはその人がよっぽど
運が良いのだと思います。自分ひとりではなかなかそうしたものを
探し出すのは難しいです。
今の仕事をして常々思うことは、「楽しくて面白い仕事を探すより、
いかに今の仕事を楽しくて面白くしていくか」なのではないかとい
うことです。
デザインの仕事も、営業も、事務作業も、雑用も何でも楽しむこと
が重要だと思います。雑用も鼻歌交じりで行っていれば、楽しい仕
事になりますし、誰かと一緒にやれば面白い仕事にもなります。
本当の意味での「面白い仕事、楽しい仕事」は誰かが与えてくれる
ものではなく、ましてや、環境が生み出している訳でもありません。
自分自身だけが提供できるものなのです。
『やったからこそ満足して終われる』
松島 光彦
人がたくさんいる繁華街なんかで、真昼間に泣いた事があります
か?
ただひたすらに涙を流した事がありますか?
僕はあります。場所は渋谷でした。今から5、6年くらい前のことで
す。当時付き合っている彼女と一緒でした。当時の僕は音楽大学の
学生でした。でも、腱鞘炎という病気にかかり演奏ができなくなっ
ていました。
今から考えるとかなり自暴自棄になっていたと思います。学校をサ
ボって派遣社員として働いたり、バイトをして「稼げるさ」と強がっ
ていました。そんな僕が渋谷を歩いているときに、(今はなくなっ
てしまいましたが)楽器店の前に電子ピアノがおいてありました。
当時はまだ、電子ピアノの音もそんなに良いわけではなく、ちょっ
と弾いてみようか程度だったのですが、その音のずいぶん本物に近
いニュアンスにびっくりしたのです。「あ〜結構いい音するんだ」
と自分が言ったのを覚えています。
そこでちょっとしたスケールを弾き、かろうじて覚えていた曲のさ
わりを弾いて・・・はっとなったのを覚えています。音楽を捨てる
といって、当時は「もう未練はない」と吹聴していました。でも、
そこでそのピアノに触れた事で、「自分が音楽を捨てきれないでい
る」ことに気が付いたのです。
映画に行くとか言っていたはずですが、彼女を引きずるようにずる
ずると渋谷の町を歩き回り、途中から僕はただ泣いていました。当
時は、泣くほど自分が音楽を好きだとは思いませんでした。
それから何年か後、僕は大きな満足とともに音楽への最後のお礼と
ともに卒業演奏のステージをつとめました。最後のステージに向か
う最後の数ヶ月は、毎日体重が落ちていくような過酷な日々だった
のを覚えています。とても幸せでした。当時の僕を知っている後輩
が「あのときの先輩は痛々しくて怖かった」と言っていました。今
では笑って聞く事ができます。
あそこであれだけやったから、今の自分がいる。僕はそう感じてい
ます。間違いなくあの数年間僕は命を懸けて音楽生活を送りました。
だからこそ、音楽にけじめをつけて次のステップに進めていると感
じています。
夢を追いかける事は大事な事です。皆さんも将来に対しての夢があ
ると思います。あれをやってみたいこれをやってみたいと考えてい
る人もいると思います。でも、その希望をただ口にしているだけで
は何の解決にもなりません。そこに関わるポイントはいろいろある
かもしれませんが、とにかくまずやってみる。チャレンジしてみる。
とにかくアタックしてみる。原動力は「自分がやってみたいから」
それだけでいいと思います。それが、学生に許された最高の力だと
思います。あれが駄目これが駄目と言っている間に、実行してみま
しょう。
手段は割りと何でもあるものです。やらない後悔よりも、やった後
悔の方がきっと満足感をもって次のステップへ進めます。
悩み過ぎないで、行動してみてください。きっとそこには自分の知
らなかった満足の形があるはずです。
探してみてください。
『人を怒ること』
中津川 夏輝
はっきり言って僕は短気です。
母親に昔から、「短気は損気よ。」と耳にタコができるくらい言
われてきました。
短気のせいか、元々が体育会の気質なのか、どうしても最低限の
モラルに反されるようなことがあるとすぐ怒ってしまいます。
まあ、怒るにはそれなりの僕なりの考えもあったんですけど・・
僕の主観でもなんでもない、社会での最低限のルールやマナーい
いますかなんといいますか・・・言うべきだと思うんです。
各個人それぞれ自由というものがあるとは思うですが、例えば、
道路に出てはいけないと教えられていない犬に飼い主が首輪は自
由を奪うからと首輪をせず、道路にでて車に轢かれたら・・・
それは、どうなんでしょう・・・
まあ、いちいち誰にでもそんなことを言っていたらきりがないの
で、出合った人に、できればこんな若造にでも社会に出る前に伝
えることができることを、聞いていただけることがあればと思っ
ています。
まあ、僕の場合は「怒る」というスタンスがそもそも学生にとっ
て嫌われるスタンスかもしれないですけど・・・
現在は「怒ってやる。」スタンスから「怒らせていただいていま
す。」の微妙な方向転換に苦戦しています。(この変化が非常に
重要なのだと思っているのです、多分・・)
でも正直、怒りたくないですよね。怒りたくは・・うんうん。